会社にしてから自分の受け持ちエリアに関しての面接はなるべく自分でやるようにしてきた。
最近はスタッフと一緒に面接するスタイルになったが、そのほうがスタッフとうまくやれる人が採用できるからということを学んでのこと。
とにかく、昔からげんなりさせられるタイプというのがある。
「私に何をしてくれるのですか?」
「自分に何ができるかわからないですが、給料と休みはこの分ください」
と、言うのは本当にげんなりさせられる。
もちろん、直接こういう人は少ないけど、そんなメッセージを出してる人は結構いるものだ。
仕事というものは給与から見たら常にオーバーアチーブなものだということを内田樹さんも何かに書いていた。
給与以外に得るところこそが仕事の本質であって、それゆえに・・・という話の流れだったと思う。
どこでもそうだと思うが、技術やノウハウというものは簡単に行っているようにいえたとしても、(そう見えれば見えるほど)時間とお金のかかった研鑽を経てそうなっているものだ。
そのことを自分が学ぶことで得られるものを普通と考えていることが多くないだろうか?
グループのために、という思考になるような魅力的な集団にするのは経営者の役目だと分かっているけど、それ以前に「ほしいだけほしい、もらえるものがもらいたい」というような依存心の強い人に関しては、こちらからお断りしている。
うちの会社というものは長い航海をする船のようなものだと思っている。
どこかで途中下船することもあるだろう。
そこが目的地なのかも知れないし、そうではないのかもしれない。
しかし、今は同じ船の上に乗っている。
みんな自分の目的で乗っているのだ。
みんな自分の役目があるのだ。
ただ乗りはできない。
自分はまだ何もできないという謙虚さは大事だ。
それと同時に、でも何かできることがあると思うという自信も大事だ。
周囲に何かを与えようとする人と仕事をしていきたいと思う。